1,200円でバンコクからアンコールワットの街シェムリアップまで電車で行った話。

アンコールワットへの道

さて前回は、海外を旅したり海外で働きたいと思うきっかけになった、バンコクのカオサンロードでの思い出についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

私個人としては、10年前の写真を見て、自分も少し老け込んだということを実感した記事になりました。。。

 

でも、まだまだ少年の心☆彡を持ってるので大丈夫!笑

 

さて今回は前回の続きで、バンコクからカンボジアのアンコールワットがある街シェムリアップまで激安旅行した話をご紹介します。

ですが、まずはその前に、私にとっての旅行の定義について、簡単にご説明させてください。

 

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私が何故、旅をするのか。

旅行と旅の違い。

それは、目的の違い。

自分の中で定義する旅と旅行は、

旅行

→観光地という・(点)を巡るのが目的。所謂、スタンプラリーに近い感覚。

→観光地という・(点)はあくまでも目印という感覚で、その地点に到達するまでの一(線)を楽しむことに重きを置く。

私は旅行も好きですが、人との出会いや、異文化との触れ合いを通して、自分にしか経験できない、オリジナルな旅をするのが好きです!

旅の途中では、様々な人との出会い異文化との触れ合い、時にはトラブルも発生するのですが、それらを通して、

『俺、今生きてる気がする!』

という 実感がわき、この感覚が好きなんです!

勿論、危険なことが好きという訳ではありません。昔パレスチナ行った時も、一部のバックパッカーがネタで反イスラエルデモに参加してましたが、私は参加しませんでした。思想があれば別ですが、自分の命は大切にすべきです。

 

人生も海外旅行(旅)も、ワクワクドキドキを感じながら、白地のキャンバスを自分色に染めたいタイプなんです!はい。笑

ということで今回は、ミャンマーの祝日を利用し、7月26〜30日の5日間のスケジュールを利用し、タイ・カンボジアに行ってきました。

 

バンコクからカンボジアに行く方法を探す。

カンボジアのシェムリアップに行くには、飛行機・電車(+バス)・国際バス等の手段がありますが、 今回私が選択したのは電車!

その理由は、やはり最も『旅をしている!』という実感がわくことに加え、電車内での交流や車窓から眺める風景を通じて、その国の都市部では見れない姿を垣間見れるからです。

2018年7月時点では、バンコクからシェムリアップまで直通の国際鉄道がないため、今回はバンコクからカンボジアの国境の町Aranyaprathet(アランヤプラテート)まで電車で向かい、そこからバスを使ってシェムリアプへ向かうことにしました。

 

電車のチケットを求めて

朝5時20分。私は眠い目をこすりながら、カンボジアの国境に行く電車に乗るため、バンコク中央駅に向かいました。

早朝にもかかわらず駅には大勢の人が集いワイワイガヤガヤ。

まさに、”東南アジア!!”という感じの熱気を身体に受け、眠気が一気に吹っ飛びました!

(普段から東南アジアに住んでますが…小声)

 

5:55の出発まで時間が無いので、チケットカウンターどこやーと探していると駅舎の奥に発見。

朝から並んでいます。。。

 

今回購入したチケットは3等車

 

お金をケチったのではなく、そもそも国境の街アランヤプラテートまで行く電車には3等車の設定しかありませんでした。

なので、THEローカル鉄道!という感じです。

 

その金額いくらだと思いますが

 

なんと48バーツ!(≒160円)

山手線の初乗り(140円)+うまい棒2本で、ほぼ国境越えできるんです。格安ですね。

 

座席!座席!

今回、旅行した時期はタイの連休と重なっていたこともあり、私が電車に乗った頃には大勢のタイ人が既に乗り込み、座席が殆ど埋まっていました。

 

6時間立ちっぱなしは辛い!頼む、どっか空いててくれ!

と祈りながら、電車内をテクテクと歩いていると、お坊さん優先座席の手前に1席空いてるスペースを発見!(ここはセーフです!)

ラッキー!と思い腰掛けると、それと同時に電車は定刻通り5時55分にアランヤプラテートに向け出発しました。

 

電車が出発して1時間。風景は都心部とはガラリと変わり そこは広大な田畑のある 田舎の風景が広がっていました。

私の周りには、若いカップルや、父と息子 の二人連れ、単身のおじさん がいたのですが、気付けば皆、友達同士のように途中から会話が始まりました。

まだ会話が盛り上がる前

内容がタイ語だったので私にはよく分かりませんでしたが、何やら楽しそうに和気あいあいと過ごしていました。

 

途中、あなたは何人なの?と聞かれたので、『日本人(イープン!)』と答え、今この曲が流行ってるんでしょ?と、恋するフォーチュンクッキーを聴かせると大喜び!

 

実はこの曲、 AKB48の姉妹グループであるBNK 48がタイでカバーし大ヒット!

ついにはタイの王女がこの曲をステージで披露するなど、今、タイでは恋チュンブームが起こっているのです!

そんな感じで、日本の曲を流しながらみんなで遠足を味わっていると、電車は定刻10分遅れの11時45分にAranyaprathetに到着。

仲良くなった皆とはお別れし、 タイーカンボジアの国境を目指します。

 

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それ、賄賂ですやん。

終着駅から国境までは約5 km

ここからはバイクタクシーソンテウと呼ばれる乗合バスを使って国境まで移動します。

 

駅を出ると客待ちののバイクタクシーやソンテウがあったので、その中でもう満員になりそうなソンテウを見付け、ダッシュで駆け寄り、

 

乗せてー!!!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

 

てな感じで運転席のおっさんにお願いすると、

 

もう荷台は満員だから助手席でいいよ( ´ ▽ ` )ノ

 

とのことだったので、ソンテウで国境まで行くことにしました。(15バーツ≒50円)

 

ちなみに他の人達はこんな感じ。

助手席座れてラッキー!☆彡

 

ソンテウに乗ること約5分。国境に到着。

 

無事にタイ側出国を終え、カンボジア入国へ。

今回はアライバルビザを利用するため、“VISA ON ARRIVAL”との表示が掲げられたオフィスに入りました。

そこで申請書類を書き、提出するのですが、ここで事件が!

 

申請窓口には

『USD30』

と書かれてるのですが、窓口の横には手書きで、

『USD30+100バーツ』

との表示が!

 

そこで私は、しれっとUSD30だけ払ってみたのですが、

下の紙を指差し、100バーツ!と言うのです。

 

ビザ取得が最優先だったため渋々お金を払ったものの、何か怪しい香りを感じ取った私は、Google先生に尋ねてみました。

「カンボジア ビザ代 陸路」でポチッ。

すると、先生からは『正規料金はUSD30だよ!』との回答が。。。

 

はっはーん(๑´ڡ`๑)

こいつら、これをお小遣いにしてるんやな。

 

コンプライアンスでガチガチの会社で働いていた、Mr.コンプライアンスことTKは、

ファシリテーション・ペイメント!

公務員に対する贈収賄!

命の危機が迫ってない状況において、

これはアウト!

と判断。

 

強い使命感のもと、まずはビザ付きパスポートを回収した後に、

『カンボジアビザはUSD30ってカンボジア大使館のHPに載ってるので100バーツ返して(^o^)丿』

と笑顔で言うと、

 

『OK…(´・ω・`)』

 

てな感じであっさりと返してくれました。

(ただ、少額なので、トラブル避ける為にも支払うのもアリかなと思います。)

 

国境ですらぼったくろうとするなんて。カンボジア先輩、さすがです。

 

ちなみに自分以外の外国人は全員、何も疑うこと無く100バーツを追加で払ってました。

 

おい!この嘘つきがぁぁあああ!

なんとか無事ビザを取得し、入国した私は、シェムリアップへ行くバスを探します。

 

するとそこには、”Free Shuttle for Bus Terminal”という看板が。

 

怪しい。

 

海外で”Free”という言葉ほど危険なものはありません。

ましてや国境でボッタクってくるような国、カンボジア。ますます危険な香りがします。

 

しかし、他の旅人のブログを見ても、シェムリアップへは国境からバスターミナルへ移動し、そこからバスに乗ると書いていたのです。

 

うーん。。。

悩んだ私は、事前に調べていた、『キャピトルバスに乗りたい!』とFree Shuttle Busのおやじに伝えると、『キャピトルバスもあるよ!』とのこと。

 

6時間の電車、1.5時間の国境越えで疲れていた私は、

しんどいし、とりあえず行こ(=_=;)

と思いFree Shuttle Busに乗り込みました。

 

バスに乗ること約10分。綺麗なバスターミナルに到着しました。

 

おっさんに『キャピトルバスのチケットカウンターどこ?』と聞くと、

『あれキャピトルと同じ!あそこで買って!』と。

 

おいおい、おっさん。キャピトルバスのチケットカウンターないやんけ!

やはり自分の勘に狂いはなかったと感じながらも仕方なくバスの値段を聞くと、

 

ポイペトからシェムリアプ 行きのバスは USD10 or 12と。

(すいません。肝心なところ、ど忘れしてしまいました。。。)

 

え、事前に調べていたキャピトルバスのUSD5より倍以上やん!

 

はっはーん(๑´ڡ`๑)

さては、こいつらも俺を騙そうとしてるな。

さすがカンボジア。いや、カンボジア先輩。

 

そう察した私は、チケットカウンター前にいたタイ人の集団に声を掛け、

 

『This is not fair price.(これは正規料金じゃねぇ。) 』

と言い、

『ここでチケット買ってバス乗るなら、タクシーをチャーターして割るのと値段変わらないし、それだったらみんなで一緒にタクシーで行かない?』

と誘ったところ、

 

『行く行く!タクシーの方がバスより早いし!』

 

と、うまくディールがまとまりました。(-ω☆)キラリ

 

私はタイ人グループを率いてバス停を立ち去り、大通りでタクシーを捕まえることに。

(この間、Free Shuttle Busのおっさんは、『This is fair price! Hey! Friends! Where are you going!!?』と叫んでました。笑)

 

タイ国境の街なのでタイ語を話せる人が多かったので、

 

『交渉おねがーい(*´ω`*)』

 

とタイ人グループに頼んだところ、

 

OK(`・ω・´)ゞ』

 

とのことで、交渉もお任せ。

交渉、頑張っています。

 

その結果、1台1,200バーツで借りれることになり、1人300バーツ(≒1,000円)でシェムリアプまで行けることになりました\(^o^)/

疲れていたのか、約2時間半の移動中はずっと爆睡。。。

気付いたら、夕方17時頃にカンボジアのシェムリアプに到着しました。

 

長旅で疲れましたが、今回も自分にしか経験できないオリジナルな旅ができて楽しかったです!

 

結局、移動時間は合計12時間。

費用は電車代、ソンテウ代、タクシー代の計363バーツ(1,200円)で移動できました!

 

パブストリート

シェムリアプ到着後、ホテルにチェックインし、友人たちの待つパブストリートへ。

疲れ切っていたのですが、みんなと再開し元気回復!

初のパブストリートの夜を楽しめました!

 

かなり長くなったので、カンボジア観光は省略しますが、

そこから2日間、我々はアンコールワットやアンコールトムを見学したり、夜はパブストリートで飲み歩いたりと楽しく過ごしました。

途中、またもやトゥクトゥクの運転手と軽くバトルする事件もありましたが、もはやトラブルは慣れっこ。

これも旅の醍醐味とばかりに、若干引いている友人たちを横目に交渉し、なんとか上手く纏まりました。

 

でも、あのトゥクトゥクの運転手は、お小遣い目当ての入国管理官や、嘘つきFree Shuttle Busおやじに比べていいヤツだったと思う。

 

以上、長くなりましたが、カンボジアの旅レポートでした!(目的地への道中の話ばかりですが…小声)

 

 

<重大発表>

TK、〇〇するってよ。

 

ヒントはこれ。

続報をお待ち下さい。。。

 

 


TK、アジアで財閥作るってよ(Startup in Asia)をお読み頂きありがとうございました。 

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