ミャンマーの大学入試・大学制度とランキング！

ミャンマーの大学入試・大学制度ってどうなっているんだ！

おはようございます。インターンのBBです。

ところで、ミャンマー人って大学に入るまでの過程ってどうしてるんですかね？
大学ってどういう基準で決まっていくんですかね？
今日はそれについて0から話します。

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学年歴

まず、ミャンマーの大学の学年歴は
（※大学と小中校の学年暦微妙にちがいます！）

１学期 12月初旬から3月末
２学期 6月上旬から9月末
です。
夏休みが4月から5月まであるのは、皆さんご存知の通り、ミャンマーで一番熱い時期。最高気温が35度以上である事がデフォルトな時期です。

ミャンマーの大学にはエアコンが、ほぼないです。なので、熱い時期を避けてのことですね。

また、皆さんご存知の通り、4月にはダジャン（ミャンマー正月）もあります。

冬休み（？）は10月から11月です。

ちなみに大学入る前の高校生（10年生）は、２月で高校が終わり、3月中旬にセーダン試験（大学共通入試試験）を受けます。

そして、成績は６月の２週間目に出て、入れる大学が10～11月頃にそれぞれの大学から発表されます。

つまり、3月中旬から、12月までの約8か月、セーダンの結果をひたすら待ち続けるという長い期間があります・・・（笑）

その間は真面目な子はボランティアしたり、ビジネス塾や英語塾に通ったり、そうじゃない子は遊んだりしているみたいです。

ミャンマーの大学生は若すぎる

とっても大事な事実ですが、ミャンマーの大学1年生は17歳です！！！

大学1年生 17歳
大学2年生 18歳
大学3年生 19歳
大学4年生 20歳

つまり、日本人でいう高１か高２の時の時に、結構重大な進路選択をしなければならないのです。

そりゃ親や周りの意見が強くなるわけだ・・・。

入試のシステム

セーダンという大学共通入試があります。日本でいうセンター試験みたいなものです！
満点は600点で、3月中旬に解きます。

科目は英語・数学・国語（ミャンマー語）が必須科目で、理系は化学、物理学、生物学、文系は経済学、地理、歴史を解かなければならないです。そして合計6科目解くことになります。どっちを解くかは9年生（15歳）の時に決めます。

ちなみに上位の大学に入る子はほとんど理系科目を選んでいます。YUFLに入る子でも理系科目を選んでいます。

その理由として、
・理系科目は全部英語で教えられる一方、文系科目はミャンマー語で教えられる。
 （教科書の表現や設問の言語が英語で、授業自体はミャンマー語です。）
   そのため勉強するメリットが大きい（将来のためになる）から。
（親から理系科目を解く進めることが多いそう）
・上位校の入試には理系科目の受験が必須だから。
からだそうです。

ちなみに上の６科目は全部100点満点で、6科目で40点以上取らないと大学に入学する事が出来ず来年も同じ試験を受けなければなりません。

また、ミャンマーでは浪人は出来ません。一回でも6科目全部で40点以上をとってしまうと、二度と受ける事は出来ないのです。

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大学ランキング

それでは、実際にそれぞれの大学がどれ位の点数なのか？

2017-2018年の実績で見てみると以下です。
ちなみに・・・医学部などいくつかの大学では女子と男子で点数が違います。日本では性別による点数裏操作でいろいろありましたが、ミャンマーでは堂々とされていますね！

※数字が２つ並んでいるのは左が男、右が女の最低点です。
（ヤンゴン工科大学、ヤンゴン西部工科大学以外、ほとんど女子のほうが高いです）

時代は変わる

ちなみに、上の点数は現在の点数であって、時代によってかなり変わります。

たとえば、2010年から2016年ごろはヤンゴン外国語大学日本語科は470点が最低点だったり、ヤンゴン工科大学よりも医科大学の最低点が高かった時代もあります。

そもそもヤンゴン大学は1996-2014年まで閉鎖されてましたが…

 

どうやって出願を決めるの？

では、実際に試験を解き終わった学生はどう申請するのでしょうか？

まず、自分の点数を自分の受けた学校などで確認します。（地域、年度によってバラバラ）このときは、日本同様その年の最低合格点はわからないので、去年の各大学合格最低点を参考に出願します。

ただ、上位校は最低400点以上、またヤンゴン大学は指定の科目で80点前後以上などの指定された成績を取らないと出願できない足切りがあります。
（例えば、ヤンゴン大学国文科はミャンマー語の科目が80点以上など。）

だいたいは、自分の希望する大学を10個くらいを難しい順書いていく子が多いそうです。
そして最近からは、一部の学校に面接が導入されました。

ちなみにこの10個どこにも受からなかったら！？って気になったので聞いてみたところ、さすがにそこまで攻める人はいないそうです・・・。
絶対入れそうな大学をみんな必ず一番下の順位に書いて申請するそうです。

それでもやってしまった奴は！ダゴン大学や通信大学などでは申請すれば入れるのでそこで行き先を確保できるそうです。
（この情報誰の役に立つんだろう・・・。）

※ちなみにNational Management Degree Collegeは大学で別途に申請するそうです。
つまり、本来は１つの大学にしか合格できないのが、NMDCも受かれば２つ大学に合格することができます。

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塾ってあるの？

日本同様、ミャンマーにも入試対策のための塾はあります！
しかし、聞いて驚きました。めちゃくちゃ高いです。

BB聞き込み調査（YUFL以上の子たちに聞きました）によると、だいたい月60000から80000kyat！！！

参考；大学(YUFL)の一年間の授業料 10000kyat
日本語学校の1ヶ月の授業料 30000kyat

ちなみに誰が先生やっているのかと言うと、学校の先生が裏でやている塾だったり、教員関係でないが、大学でミャンマー語、科学、生物などを専攻した人が教えている塾が多いそうです。

ちなみにミャンマー人に塾の何がいいの？と聞いてみたところ
「大学時代に専攻してた科目を教えてくれる先生は、学校の先生よりその科目を理解しているからわかりやすい」
「１クラスの人数が少ないから集中する」「学校より厳しい」
などの声が上がっていました・・・。

ちなみに上位校の子はほとんど塾に通っています。

まとめ

以上がヤンゴンの超特殊な大学制度でした・・・。

しかし、今ミャンマー人自体も教育制度を変えるべき！と考える人が多くなり、面接が導入されたりしています。

ですので、ミャンマーの大学制度はこれからどんどん変わっていくでしょう。

 

ミャンマーの教育に関する情報は、ミャンマー語のみでしか存在しないため、調べるのになかなか骨が折れますが、是非これからも情報を追っていこうと思います！

 

 

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TK、アジアで財閥作るってよ（Startup in Asia）をお読み頂きありがとうございました。 

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