ミャンマーのスタートアップ投資が活発になってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ミャンマーのスタートアップ

ミャンマー在住者や、日本からミャンマーをウォッチしている人であったとしても、ミャンマーのスタートアップに関するニュースを見たり聞いたりすることはあまりないと思います。

しかし、実は最近、ミャンマーのスタートアップ投資・買収が非常に活発です!

 

たとえば、先週公表されたニュースだけでも、

などと、ほぼ毎週、どこかのスタートアップが資金調達・買収を発表しています。

 

(ちなみに資金調達を公表していないスタートアップもあり、実際にはもっと投資が行われているはず。)

 

上記投資は、まさにいつか訪れるであろうミャンマーの脱Facebook時代を見越したメディアプラットフォームへの先行投資であり、その時代に勝ち残るミャンマー企業を吟味し、お金を張ってる感じでしょう。

弊社も脱Facebook時代に備え、対ミャンマー市場向けメディアをこっそりと運用してますが、Facebook Page → 自社Webサイトへの流入(コンバージョン)はなかなか時間が掛かっています。

ですが、他東南アジア各国に比べてもプレーヤーが存在しない市場がまだまだ残っていたり、或いは既存プレーヤーがユーザーを囲い込めていないケースも多いため、本気でやればまだ勝てるはず!

日本でニッチのニッチのマーケットを開拓し続けて消耗している起業家は、是非ミャンマーへ!

まだまだマスが狙えるマーケットが残ってますよ!

 

また、独立Webメディアへの先行投資以外には、シェアリングエコノミー市場の動きも活発です。

 

Sponsored Link

ライドシェア

ミャンマーのライドシェア市場は現在、Grabがほぼ独占している状況ですが、果敢にもこの市場に挑戦していく新規参入組のニュースも増えています。

ミャンマーのライドシェア市場は元々、Oway Rideを中心としたローカル企業数社と、GrabとUberが競争を続けてきましたが、Uberの東南アジア市場からの撤退以降、ミャンマーのライドシェア市場はGrabがほぼ独占しています。

↑少し長いですが、なかなか面白い内容だったのでシェア。

 

Grabの独占市場となって以降は、大方の予想通り、明らかにGrabのプロモーションコード頻度や金額が下がったり、運転手側も報酬プログラムが改悪されたりと、利用者、ドライバーともに不満が溜まっていました。

そんな市場に風穴を開けようと、最近、ライドシェア市場への参入が発表されてます!

 

しかし、個人的な見解を言うと、遅きに失した感がありますね。

というのも、Grabはソフトバンクを中心とした投資家から500百万米ドルの調達を先週発表し、米マイクロソフトからの資金調達を今週発表していることから、他を寄せ付けない資金力があります。

ですので、仮にGet Ride等地場スタートアップが本格的に台頭してきたとしても、2017年のUber VS Grabの値引き競争と同じ状況に持っていかれた場合、地場スタートアップには勝ち目がないでしょう。

 

だとすると、ここからずっとGrabがミャンマー市場を独占し続けるのか?というと、そこはクエッションマーク。

というのも、これまでインドネシア市場に注力してきたライドシェア&スキルシェア大手GoJekが、本格的な海外展開を開始し始めているので、実はここが将来的にミャンマー市場にも参入してきて、Grabの協力なライバルになり得るのではないかと予想しています。

Indonesia’s Go-Jek goes regional, to take on Grab

 

フードデリバリー

一方で、フードデリバリーの市場では、Yangon Door 2 Door, Food2U, Freshgoraが有名ですが、この分野への新規の投資は少し停滞気味です。

今年であれば、Premium DistributionによるFood2Uへの6桁米ドルの投資ぐらいでしょうか。

我々、外国人の間では外国人が運営しているYangon Door 2 Doorがダントツ人気のフードデリバリーサービスですが、ローカルの間では内資が展開するFood2Uも人気です。

Food2Uの特徴は、ローカルミャンマー人が好むような、低価格レストランも多く掲載しており、価格に敏感なミャンマー人消費者の心を掴んでいる気がします。

実際にYangon Door 2 DoorとFood2Uの配達人に登録ドライバー数を聞いてみたところ、ともに70~80名と規模も同程度。

ただ、両者ともにモバイルアプリのUI/UXが酷く、新規参入組もまだまだ勝てるマーケットかなと思います。

 

ラストワンマイル(宅配)

そして最近、若干動きが活発なのがフード以外を取り扱うラストワンマイル市場。

最近では、Seed MyanmarによるMarathon Myanmarへの数十万米ドル調達(Post-Valuationは7桁USD)し、Kone SiがASEAN RICE BOWL AWARDS, KargoがECHELON ASIA SUMMIT 2018でそれぞれ賞を受賞しています。

ただ、彼らに共通しているのは、基本的にFacebook上やWebサイト上での注文受付、発注をおこなっているだけなので、何かテクノロジーを最大限活用して事業展開している訳ではなく、現状では配送コールセンターをやっているイメージ。

ですので、各社は現在、アプリ開発競争を繰り広げています。

上述のMarathon Myanmarへの投資記事の中にも、

“Marathon plans to use the proceeds to build out its technology platform to lead the parcel delivery market in Myanmar,” said Marathon Myanmar Co Ltd CEO and co-founder Okkar Phyo told this portal. Marathon Myanmar is targeting same day deliveries with the technology upgrade.

というCEOコメントがあり、デリバリーのオンラインプラットフォーム作って同日配送やるので出資して下さい!と言って、Post-Valuationで数百万米ドルの評価が付き、数十万米ドルの資金調達をしたみたいです。

(そもそもMarathon Myanmarは在緬デリバリーサービス会社の中では特に目立ったプレーヤーではなかったため、この分野が絶対に伸びる!と確信したSeed Myanmarが、Marathon Myanmarに話を持っていき、彼らにお金出すのでやってよ(^_^)/とお願いしたのかなと推測してます。)

 

うーん、ということで、この分野は今まさに戦国時代真っ只中!

各社が資金調達に動き、モバイルアプリを開発し、市場独占を目論んでおります!

 

 

 

 

 

 

さて、長い前置きはここまでとし、

弊社Htun Khaing International Co.,Ltd.は、

この戦国時代に突入しているデリバリー業界に、

新規参入、真っ向勝負を挑むことにしました!

 

サービス名はその名も、

 

 

気付きましたか!?

配送(Hi-So)なのです!

このシンプルなロゴも自分で作りました。笑

 

しかも、現在、各社が開発合戦を繰り広げているモバイルアプリも完成済みで、一気にマーケットに勝負を掛けようと考えております!

 

正式サービス開始は11月1日の予定です。

 

ということで次週以降は、このHi-So事業に関してもブログ更新していこうと思います!

 

 


TK、アジアで財閥作るってよ(Startup in Asia)をお読み頂きありがとうございました。 

お仕事のご依頼やインターンのご相談等あれば、お気軽にご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です